期間工でカツカツから「余裕」になった話。 非正規、借金持ちのあなたへ

本当に欲しかったのは、「余裕」

私が期間工で働いたのは、

「借金を返すため」

でした。

でも、本当に欲しかったのは、

時間とお金の「余裕」

でした。

借金について考えすぎて、
「生きる意味」を見失っていましたから(苦笑)

そうなると、生き地獄です。

期間工に行く前は、、、

私は、某印刷工場で働いていました。

工場での仕事は、

校内物流でした。

工場内で、

次の工程に仕掛品を運んだり、

完成品を梱包、出荷する

という仕事です。

工場内の物流というと、
フォークリフトがあるのでは?

と思うかもしれませんが、

そこは、
約200メートル×100メートルの
2階建てという小さな工場でした。

パレットと呼ばれる、
荷積み用の板に
ハンドリフトを差して

人力で搬送していました。

私が入社した当時は、5人いたのですが、

1人辞め、2人同時に辞め、

私ともう一人の2人が残り、

日勤、夜勤を各一人で
こなしていました。

日勤は、ほかにも人がいましたから、
なんとか応援を頼めましたが、

夜勤は、私一人でしたので、
なんとかやるしかなかったわけです。

人員が補充されるまで、
なんとかがんばろう、という感じ
だったんですけどね。

後で聞いた話ですが、
人員の補充なんてのは、
実は、考えていなかったらしいです(笑)

常に歩きまわっていたので、
足は、本当に棒のように
いつも筋肉痛でした。

夜勤は私が一人で
仕事が間に合わないので、、、

「作業時間を延ばす」

しか考えられませんでした。

すると、身体は正直ですから、
ちょっとずつおかしくなっていきました。

疲労が蓄積して、
比例して気持ちもおかしくなっていきました。

借金を返したいプレッシャーもあったので、
それも合わせてのことだと思いますが、

次第に、

「もう、そんなに生きなくてもいいかな、、、」

なんて考えるようになっていきました。

今だから笑えますが、、、

正直、ものすごく焦っていましたから。

当時の給料で、

家賃、公共料金、毎月の返済をすると、

残金3万円。

借金完済の目処が立つのが、

約10年後(笑)

こんな自分じゃ、

転職して収入を増やすことなんて
できない。(と、思い込んでいた)

そうすると、

暗い未来しか想像できなくなって
いきました。

そんな状態ですから、

落ち着いて考えようとしても、

「転職なんてできるのかな?」

「ここを辞めて他で雇ってもらえるのかな?」

と、とにかく不安でした。

もし、雇ってもらえたとしても
給料下がったら、

「借金の返済ができなくなるので、
それはそれで困るなぁ」

「ああ、これで俺も自己破産かぁ」

と、考えが堂々めぐりしていました。

(自己破産も結構お金かかるんですよね)

で、ネットでいろいろ探していたら、
「期間工」なんて、

働き方があるじゃないですか。

これなら、

自分でも採用してもらえそうだし、
借金も1年くらいで完済できるなあ

なんて考えていました(笑)

でもな、、、

どんな人がいるんだろう?

行く前の自動車工場のイメージは、

なんかすごいチンピラとか
ヤンキーみたいな人が

たくさんいるんだろうなと
勝手に想像していました(笑)

どんなヤバイ人がいるんだろうと思って
行ったのですが、そこにいたのは、

いわゆる「普通の」人たちでした。

社員の人も、ただの車好きだったり、

若い人だと、学校を卒業して、
進路を決めるときに、

学校の先生に薦められたから、
という人もいました。

期間工で来る人も、
ただの出稼ぎの地方出身者だったり。

元営業マン

釣り好き

バイク好き

特にヤバイ人はいませんでした。

私の場合は、日産九州だったのですが、

最初の基礎研修で、約2週間ほど
基礎技能教育があるんです。

そこで、

自分の目標と目標貯金額を書いた
「A4サイズ」の紙を正面に持って

上半身を写真撮影しました。

そこに掲げられた目標を分類すると、

・留学費用を貯める

・正社員になる

・起業資金をつくる

だいたいこの3つでした。

目標金額を

「30万円貯金する」と書いていて、

指導員の方から

「おまえ、30万じゃ、3か月で達成できるやねぇか!
300万にせんか!」

と突っ込まれている人もいました(笑)

社員の人達は、

みなさん、安全と品質には厳しいですが、

それ以外は、 「ふつうの人達」でした。

むしろ、私が遅刻したり、
お財布を無くしたりしたときには、

班を超えて助けてくださいましたし。

他にも、正社員、期間工、
関係なく、お世話になりました。

「作業がしんどい」以外は、
なかなかいい職場でした(笑)

お金の余裕

お金は、

年収約280万円から約435万円になったので、

約1.55倍になりました。

毎月の可処分所得は、

借金を返済しながらも、感覚値なるのですが、

毎月3万円から、10万円くらいになりました。

約3倍です。

家賃、光熱費が無料なので、その分も浮きます。

年収は、満了金も含むので少し数字が変わりますね。

ちょっと前まで

「今月あといくら使える?」

と日割り計算していたのが、

今では、ちょっとしたものなら、
すぐに買えるようになりましたし。

お金があるっていいな~と思いました。

帰省時に、
たまたま駅で見かけた「獺祭のお試しセット」を
買っていきましたが、

ちょっと前までは
ありえないことでしたもん。

ちなみに、借金は、、、完済しませんでした(笑)

「リボ払いの罠」にはまっていたからです。

これについては、また後日書きます。

時間の余裕

時間は圧倒的に増えました。

「週休2日の土日休み」は、
前の某印刷工場でも、日産九州でも

同じでした。

某印刷工場では、
常に残業状態(ピーク時は80時間)
でしたが、

日産九州では、
ほとんど定時上がりでした。

工場から寮までは、
バスの待ち時間を含めて帰っても、

徒歩で帰っても、最長で1時間ほど
ですから、

「めちゃくちゃ自由になった気分」

でした。

なので、

期間工になってからは、

仕事終わりに時間に余裕ができたので

最初は、どうして過ごそうか、
戸惑っていました(笑)

まとめ

もし今、あなたの人生に、生活に余裕が無いなら、

どうにか「余裕」を作り出すことが必要です。

その選択肢として、期間工はアリだと思います。

あなたの夢のために、「貯金」をしながら、
「勉強時間」を確保できます。

それでは、またお会いしましょう!!

タイトルとURLをコピーしました